2019年10月30日

『親子で聴くいのちのおはなし』無事終了しました!

助成金事業の第5回は
『親子で聴くいのちのおはなし』でした。
大雨の中、皆さんお子様連れで来てくださいました。
本当にありがとうございました!!

この回はキャンセル待ちのご希望もとても多く、
途中で締め切らせていただいたほど。

子育て中の方にとって、
どう伝えたらいいか迷うことが多いテーマなのだと思いますし、
また、必要性を感じる親御さんが増えているということでもあると思います。


さて、親子で聴くこの会には、
4歳から10歳までの子供たちが集まってくれました!
年齢に幅があるにもかかわらず
それはそれはとてもよく聴いていてくれましたよ~


自分のいのちが子宮に宿った時から
どうお腹の中で育ち、自分の力で大きくなってきたこと。
生まれてくる奇跡と、その後の成長のこと。
経腟分娩の経過、帝王切開で生まれる場合のこともおはなししました。


親御さんからは、
『日々怒りまくっているので、子どもが生まれてきたときの気持ちを大切に、こどもとまた向き合っていけたらと思います』
といった感想もいただきました。

実は親子で聴く会では、よくいただく感想^^

そう、
子どもが生まれてきたときは
それだけで『ありがとう』と思えるのに(個人差はありますが)、
年月が経つにつれて、
その気持ちがどこかへ行ってしまうことが多いのですね・・・。

お話終了後、親子でハグをしてもらいました。
みなさん、日々触れ合っていますか~??
言葉で伝えるのは親子でも難しいという場合はギューッとハグでも伝わります!
思春期直前の男の子も数人いたのですが、
みんな照れ臭そうに、でもとーっても嬉しそうでしたよ!


いのちや性のおはなしでは、
カラダの仕組みを知ることももちろん大事なのですが、
自分が無条件に家族または代わりの保護者から
愛されていると実感できることがまずは大切なのかもしれません。

休憩の合間には、家庭でどのように伝えるか
日頃どんなこと心がけたらいいかなど
親御さんへ向けてのお話も少しさせていただきました。



いのちや性のことは、人間が生きていくうえて避けては通れないテーマ。
私たち親も、そして生まれてきた子供たちも、
全員、身体を重ね合わせてきた親がいて、
その母親となる女性の子宮の中で育ち、そして生まれてきた存在です。
ずーっと変わらない、いのちのつながりなのですね。

とはいっても、教わることなく大人になった多くの親は、
言葉では伝えにくいのも事実。

それを伝えやすく手助けしてくれるのが絵本や漫画たち。
参考図書もたくさんお持ちしていましたので、
各ご家庭にあった本を見つけていただけたのではないかと思います。



ご参考までに、
ヨーロッパでは、何歳ごろにどんなことを教えていくかという
共通の性教育スタンダードがあります。

たとえば、9-12歳では、
性交渉やコンドームの使用方法も含めた避妊方法まで学ぶことが必須となっています。
すごいですね!!

日本では、
義務教育期間中(15歳まで)には
性交渉のことも教えてはいけないことになっているので、
実態とかけ離れた日本の対応の遅さが際立ちます。
望まぬ妊娠をした若い子たちを責めることはできません。

これだけSNSも低年齢化し、
日本の子供たちは知識のないまま
無防備で性被害にあいやすい環境に放り出されているようなもの。

まずは、親である私たちが学び、
地域の子供たちに伝えていけたらと願っています。



にじいろじかんでは、少人数から団体様まで、
ご要望に応じた内容にアレンジしたおはなし会をご用意しております。
LGBT、様々な家庭環境、里親・養子縁組家庭などにも対応しております。
どうぞご相談くださいませ。
ご依頼について


ご参加いただいたみなさま、
お手伝いくださったみなさま、
無事に全5回を終了いたしました。
本当にありがとうございました!!

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