東京都で毎年伺っている学校のほか、
長野県でも昨年度、佐久市内の小学校で性・いのちの授業を担当させていただきました。
東京都ではタブー視されていたことでも、
長野県では北欧並みの性教育が公立校で実施されているケースもあり、念のため管理職の方々へOKをいただいた上で、子供たちが純粋に知りたい「性交」のことも流れの中で科学的にお伝えしてまいりました。 2時間枠(45分×2コマ)
今までにじいろじかんで性交を扱ったのは、学校外での親子向け・親向けのみでしたので、学校向けにはイチから内容を練り直し実施。
終わって感じたのは、今までにないすっきり感!
改善点はあるけれど、
あの子たちはこの先大丈夫!と思えたから。
なぜって?
それは人の誕生、これからの具体的な身体の成長などのほか、
同意や境界線、性別についてといった人との関りに最低限必要な情報と困ったときの具体的なポイントを伝えることができたから。
今までは肝心なことが伝えられないもどかしさに不完全燃焼感があったのです。
性教育って、性交以前の大切なことがたくさんあるし、
医師や助産師ではない私たちはそれ以前のことを伝えるお役目もあるとも思っていたし、
それはそれで大事ではあったのだけど、
子供たちにとって性教育の機会が少なすぎて全く足りていなかったので色々と思うことがあったのでした。
今回は事前にお伝えしていた性教育関連本をクラスで3冊購入してくださったのも大きいことでした!
子供たちは授業後気になったこと、後日、あの時はよくわからなかったけど今知りたい、ということは本で確認できます!
また、担任の先生(男性)に快諾いただき、私たちそれぞれの思春期に起こったからだの変化、精通・初潮のお話も!!
その時どんな体格だったとか、体のパーツがどんな順番で変化していったのか、困ったことやどんな心境だったかなど。
様々な反応をしながら、本当に子どもたちは真剣にそして楽しく聞いてくれました。
変わっていく自分、つい比べてしまう周りとのこと、不安だよね、ドキドキだよね、純粋に正しい情報、知りたいよね。
本人の意思とは関係なく、既にインターネットから性情報は入ってきていますしね。
長野でも機会をいただき本当にありがとうございました。
繋いでくださった保護者の方、そして子供の主体性を尊重した授業をしている先生方にお会いでき、こちらが学ぶことの多い時間でした。
子供が安心して成長するためには、大人が学ぶことが不可欠ですね。
今年度は軽井沢町内で、講師をお招きし親向けの講演会を実施したいと検討中です。