2019年9月18日

『お母さんからお子さんに伝える いのち・性のお話』無事終了しました!

先日の
『お母さんからお子さんに伝える いのち・性のお話』
満席での開催となりました。

お子さんの体調による当日キャンセルが数件あったものの、
キャンセル待ちの方にご連絡すると
1時間前にもかかわらず駆けつけてくださったり!

ご参加の皆様、ありがとうございました!!


以下、長くなりますが、当日の内容などです。
来れなくなってしまった方など、ご参考になれば幸いです。
ただ、写真を撮り忘れてしまい、
文字ばっかりであまりに読みにくいので
最近の岸本講師講座のものを💦



ご参加の方々のお子さんの年齢は様々で、
年中さんぐらいから小学校高学年ぐらいが多いようでした。

気になることもそれぞれ異なっていたものの、
みなさんおっしゃるのは、
どう伝えたらいいか分からない。
聞かれても濁してしまう・・・。
でも性の情報は多いし、性被害のこともよく聞くし・・・
と心配・不安だらけ。

でもそれもそのはず!
今母となっている私たちは、
基本的に誰からも教わっていないことが多いのです。
性に関する言葉を会話を口にする機会がないまま、
母になっていることが多いのです。

でも子供を産み、育て、次につなぐ・・・。
生きていくうえで無視できない人間の根幹となる大切なところ。

子供たちをとりまいている、
大量の性情報の中で生きていくことは避けられないかもしれないけれど、
子どもたちの素朴な疑問をその都度解消して、
自己肯定感を高め、自分を守る知識をつけさせたい。

少しでも不安を少なくして
親子ともに思春期を迎えたいというシンプルな想いは一緒でした。

講師のゆうこさんからは、
生理学的な話以上に、
人として、親として、子どもの心に伝わるように、
どう向き合い日々のくらしに取り入れていいくかが、
全体を通してそこここにそのヒントがありました。

ご自身の子育ての中でのエピソードや、
まわりで実際にあった話など、
ご参加の方々にとって参考になったり、
イメージしやすかったのではないかと思います。

途中、お隣さん同士でワークタイムもありましたが、
ママ達の普段抑えていたもの、たくさん出してもらった気がします。
『時間がまだまだ足りない!!』と何人もの方がおっしゃって下さいました。

3日間の合宿でも企画したいほどですね(笑)

見守り保育は後ろにスペースをとって行いました。

写真は武蔵野プレイスにて帝王切開講座を開催した時のもの。
大きなビニールシートの上に、安心素材のパシーマのマットを敷いています。
赤ちゃん、こどもが写ってないと何とも殺風景ですが、実際はとても和む雰囲気です♪


ここでご参加いただいた方からの感想をいくつかご紹介します。

こころが温まる講座、優しい気持ちになれた等、
多くの方が感想に書いてくださったことはとても嬉しいです。

・なんだかドキっとしてしまう話を幼稚園の子供たちに聞かれるようになってきたので、子どもたちと向き合うために、性の話を前向きにとらえて話せる母になりたいなと思ってやってきました。まずはいのちの話、そこからなんだな、と思いました。とてもいいきっかけになりました。早く帰って子どもたちと今日聞いた話をしたいなとワクワクしています。

・「性」という前に「命」があるのだと気づかされました。非常に良い為になる講座でした。

・子どもに正しく伝えなければ・・!と家にある解剖学の本を使おうか?と考えていましたが、”あなたは大切な存在だよ”ということを念頭に、まずは分かりやすく親しみやすい言葉で話していきたいと思いました!

・性についてのイメージが変わった。ありのままの性、大事ないのち、たくさんのすてきなワードと性に対してのやわらかいとらえ方を教えてもらえた。ありがとうございました!

・性の話に抵抗があったのですが、やわらかい言葉で、心を込めて話せば伝わるかな、伝えられるかな。先生からのおはなしを自分の中に落とし込んで、マイナスなイメージではなく子どもに話せたらと思いました。

・私自身があまり性教育(いのちのはなし)について学んでこれたと感じていなかったため、今回学んだお話を参考に、生まれてきてくれてありがとうという思いと共に子どもに伝えていきたいと思いました。

・性について、タブー視されている環境で育ってきているので、子どもたちにどう伝えてよいのか、また、どのタイミングでと思っていました。とても柔らかい言葉、雰囲気で伝える形を知り勉強になりました。また参加したいです!

・どうやってこどもができるのか、という話をうまく子どもに伝えられないと思っていたが、「おちんちんは橋の役割」という言葉を聞いて、自分もこの表現を使ってみようと思いました。

・性の話は自分もタブー視された環境で育っているため、曖昧にしてきました。小さいころから親子でこんな会話が出来るといいなと思いました。

・8歳・5歳の子育て中で、出産や子供の誕生に対する感謝の気持ちが薄れてたことに気づきました。先生のように性や成長を楽しみにしてもらえるような子育てを私もしてみたい!と思いました。

・毎日の忙しさの中で、自分が出産した時の感動を忘れていました。子どもからの「いのち」に関する質問にもどうこたえるか分からないゆえに、少し逃げ腰の答え方をしたこともありました。男の子ふたりなので、いつか自分から離れて行ってしまうなと思いますが、その前に自分のことを大切に思う心、自分の大切な人をどうしたら大切にできるのか、しっかり伝えて、世の中に送り出してあげたいと思いました。

一部割愛してのご紹介ですが、文章そのまま掲載させていただきました。
ご紹介できていない感想もあるのですが、当日の様子が伝われば嬉しく思います。



最後に、言葉だけでこどもにうまく伝えていくには限界もあるので、
絵本を活用しながらというおすすめがありました。
いくつかご紹介させていただきます。

検索すると、関連のおすすめ本も出てくるかと思います。
本屋さんでも見たり、お好みのものを探してくださいね!
ぜひリビングでいつでも手に取れるところに♪


「うちにあかちゃんがうまれるの」
いとうえみこ ポプラ社
赤ちゃんの誕生と、それを迎える家族の表情を6歳のお姉ちゃん目線で描かれている写真絵本

「つながってる!いのちのまつり」
草場一壽 サンマーク出版
へその緒でいのちのつながりを感じることができる本

「おちんちんのえほん」
山本直英 ポプラ社
「大切なところだから大事にしようね」と伝えやすい絵本。
プライベートゾーンやいのちのはじまりについても書かれています。
女の子にもおすすめ。

「ぼくのはなし」
和歌山静子 童心社
誕生と男女のカラダのつくり、製紙と卵子から性交について、ごまかすことなく端的に、そして科学的にシンプルに真実をおしえてくれます。

「見たい 聞きたい 恥ずかしくない!性の本 性・自分・家族」
監修 北村邦夫 金の星社
シリーズ
・男の子の心とからだ
・女の子の心とからだ
・性犯罪・性感染症

「ティーンズ・ボディブック 新装改訂版」
北村邦夫 中央公論新社
思春期医療の第一線から、10代の女の子の心と体にアプローチしたロングセラー本の新装復刊本

「マンガ 俺たちロケットボーイズ少年」
解説 金子由美子 子どもの未来社
男の子の性について不安・疑問に応える本。
母親や女の子にも知ってほしいおちんちんのヒミツが満載
→女の子版は「マンガ ポップコーン天使」

「マンガ レインボー kids 知ってる?LGBTの友だち」
いろいろな性の人たちがいることを意味する虹色。
悩みや自分らしい生き方について、マンガやQ&Aで分かりやすく紹介。


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