2018年11月12日

「帝王切開講座」無事終了しました!!

お天気にも恵まれ、
帝王切開でのお産後17日(!!)の方から
下の子は小学生という方まで、
それから助産師さんや
経腟分娩で帝王切開のことはよく知らなかった
という方も来てくださいました。

4回連続講座「いのちと子どもの育ち」の最終回は、
帝王切開カウンセラーとして約20年活動を続けていらっしゃる
細田恭子さんにお越しいただきました。

※写真は最後のアンケートタイム
後ろでは4か月と9か月の子、それから子供4人が遊んでいました!

当事者目線での活動を大切にされている細田さんが、
帝王切開の現状を
データやお医者さん側の実情なども交えながら分かりやすく説明。

一言で帝王切開と言っても、
予定帝王切開か緊急帝王切開かで
当事者の心の在り方に大きな差があり、
そしてその時々の病院や家族や周囲の対応次第では、
無意味に当事者を傷つけることが起きていることを聞きました。
また、20年前と変わらず
妊婦さんの尊厳を無視するような環境のところも
まだまだあることには驚きました。

帝王切開ということは、
麻酔を使う立派な(!?)手術なのですが、
赤ちゃんが生まれてしまえばまわりは『HAPPY』ムードになりがち。

でも産後のカラダであって、術後のカラダでもあるのです。

産後の養生はその後のためにもとっても大切ですが、

「楽でよかったね」
とか、
産後カラダがつらいと言うと「産んでないのに」
とか。

産後数年経ってからも、
「「自然分娩」でないと我慢強い子に育たないよ」
とか、
「帝王切開で生まれた子だから〇〇できない」
とか。


言葉が武器になるなと思いました。


知らないことで傷つけてしまうならば、
やっぱりまずは知ってもらうことって大切です。

でもそうはいっても色々な方がいますので、
お母さん自身も聞き流す力を少しずつつけておくといいよ、
なんてアドバイスもありました。

講座終了後、講師の細田さんは、
ご参加者さんお一人お一人を丁寧に送られていました。
市内の方がほとんどでしたが、遠くは赤羽からも!!
本当にありがとうございました。


帝王切開に限ったことではなく、
第2回の小さな命とさよならした方の心をはなす会や、
第3回の子どもの特性がテーマの講座にも通ずるところがあるなぁと思います。

いずれも涙ありの場だったのですが、
先進国の中では圧倒的に女性の社会的地位の低い日本は、
特に女性は耐えて当たり前ということを求められているような気さえしました。

また、弱音やつらさを吐き出せる場や、
受け止める側(人も社会も)の余裕が少なくなっているようにも思います。

大人でもそれができない世の中は、
もっと弱い立場のこどもはもっともっとつらいかもしれません。

まずは簡単なことから。
がんばってるね!や
ありがとう!など
自分も言われたい言葉を自分から言っていくのもいいですね♪


脱線しましたが、
第1回から4回までご参加下さったみなさま、
情報シェアや、チラシ配布にご協力くださった方々、
いつも応援してくださっていた方々、
本当にありがとうございました。

小さな子育てサロンですが、
たくさんの方の力で無事全講座を終了させることができました。
この経験を来年度へ繋げたいと思っています。
お手伝いしてくださる方も募集しております♪

また、講座だけでは足りないというお声もいただいております。
いのちのお話し会や、
お産の振り返りの会等、
ご参加者さんの希望に合わせた講座も承っております。
お気軽にお問い合わせくださいね。
nijiirojikan@gmail.com

アクセス数の多い記事

6/25講演会「性教育っておもしろい!」のご報告

 25日(日)の講演会 「性教育っておもしろい!」は無事終了致しました😊  メイン講師の吉田アイ子先生、 とてもパワフルに、感覚的なことと科学的根拠を交えてお話ししてくださいました😊✨   温かい雰囲気のなかで講演会が開催でき、関わって下さったみなさまに心から感謝しております...